Kali Linux ドキュメントの非公式翻訳 06．Kali Linux のカスタマイズ － ソースパッケージのリビルド

06．Kali Linux のカスタマイズ

ソースパッケージのリビルド

 Kali Linuxはパッケージレベルで簡単にカスタマイズすることができ、個々のパッケージを変更してソースコードからリビルドして、カスタムISOやデスクトップに組み込むことも簡単だ。

簡単な3段階のプロセスで達成できる。

• aptを使用してパッケージソースをプルダウン
• 必要に応じて変更
• Debianツールを使ってパッケージをリビルド

この例では、追加のハードコードされたMifareアクセスキーをmifare形式のツールに追加するために、libfreefareパッケージをリビルドする

パッケージソースのダウンロード

＃ソースパッケージを取得する apt update apt-getソースlibfreefare cd libfreefare-0.4.0 /

パッケージソースコードを編集する

パッケージのソースコードに必要な変更を加える。ここでは、mifare-classic-format.cというサンプルファイルを変更する。

nano examples / mifare-classic-format.c

 ビルドの依存関係の確認

パッケージに含まれるビルドの依存関係を確認する。これらは、パッケージをビルドする前にインストールする必要がある。

dpkg-checkbuilddeps

すでにインストールされているパッケージに応じて、出力は次のようになる。 dpkg-checkbuilddeps が出力を返さない場合は、ビルドを続行できることを意味する。すべての依存関係はすでに満たされている。

dpkg-checkbuilddeps: Unmet build dependencies: dh-autoreconf libnfc-dev libssl-dev

ビルドの依存関係をインストールする

dpkg-checkbuilddepsの出力に示すように、必要に応じてビルドの依存関係をインストールする。

apt install dh-autoreconf libnfc-dev libssl-dev

変更されたパッケージをビルドする

すべての依存関係がインストールされている場合、dpkg-buildpackageコマンドは新しいバージョンをビルドするために必要なコマンドだ。

dpkg-buildpackage

新しいパッケージをインストールする

ビルドがエラーなしで完了した場合は、新しく作成したパッケージをdpkgでインストールすることができる。

dpkg -i ../libfreefare*.deb