Kali Linux の暗号化ディスクへのインストール
時には、ディスクフル暗号化を使用して暗号化したいと思う機密データを持つことがある。Kaliインストーラを使用すると、ハードディスクまたはUSBドライブでLVM暗号化インストールを開始できる。インストール手順は、インストールプロセスで、暗号化されたLVMパーティションを選択することを除いて、 "通常のKali Linuxインストール"に非常に似ている。
Kali Linux暗号化インストール要件
あなたのコンピュータにKali Linuxをインストールするのは簡単だ。まず、互換性のあるコンピュータハードウェアが必要だ。以下のハードウェア要件は最低限のものであるが、よいハードウェアの方がパフォーマンスが向上する。i386イメージにはデフォルトのPAEカーネルを含むので、4GB以上のRAMを搭載したシステム上で実行できる。 Kali Linuxをダウンロードし、インストールメディアとしてISOをDVDに書き込むか、Kali Linux Live USBドライブを準備する。パソコンにDVDドライブまたはUSBポートがない場合は、 Kali Linux Network Installを参照する。インストールの前提条件
- Kali Linuxのインストールに最低20 GBのディスクスペース
- i386およびamd64アーキテクチャのRAM。最小:1GB、推奨:2GB以上
- CD/DVDドライブか、USBブートのサポート
インストールの準備
- Kali linuxをダウンロードする
- Kali Linux ISOをDVDに書き込むか、Kali Linux LiveをUSBに書き込む
- BIOSでCDか、USBから起動するようにパソコンが設定されていることを確認する
Kali Linuxのインストール手順
- インストールを開始するには、選択したインストールメディアで起動する。Kali 起動画面が表示される。グラフィカルインストールか、テキストモードインストールを選択する。 この例では、GUIインストールを選択した。
- 言語と国の場所を選択する。 適切なキーマップを使用してキーボードを設定する。
- インストーラがイメージをハードディスクにコピーし、ネットワークインターフェイスを調べ、システムのホスト名を入力するように求める。以下の例では、ホスト名として "kali"を入力した。
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rootアカウントのための強固なパスワードを入力する。
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次に、タイムゾーンを設定する。
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インストーラはディスクを調査し、4つの選択肢を提供する。暗号化されたLVMインストールを実行するために、“Guided - use entire disk and set up encrypted LVM”オプションを選択する。
- Kaliをインストールするドライブを選択する。ここでは、USBドライブの宛先を選択した。 このUSBドライブを使用して、暗号化されたKaliのインスタンスを起動する。
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パーティション構成を確認し、インストールを続行する。
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次に、暗号化のパスワードの入力を求められる。このパスワードを覚えておいて、Kali Linuxの暗号化されたインスタンスを起動する都度使用する必要がある。
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ネットワークミラーを設定する。 Kaliは、アプリケーションの配布にセントラル・リポジトリを使用する。必要に応じて、適切なプロキシ情報を入力する必要がある。
注意! この画面で”NO”を選択すると、Kaliリポジトリからパッケージをインストールすることはできない。 -
次に、GRUBをインストールする。
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最後に、インストールメディアを抜いて、”Continue”をクリックして新しいKaliを再起動する。USBドライブを宛先ドライブとして使用した場合は、BIOSのUSBドライブからの起動を有効にする。起動するたびに設定した暗号化パスワードを尋ねられる。
インストール後
Kali Linuxのインストールが完了したら、システムをカスタマイズするときだ。 私たちのサイトのKali General Useセクションにはより多くの情報がある。また、 ユーザーフォーラムでは、Kaliを最大限に活用するためのヒントを見つけることもできる。












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